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「チャペック兄弟と子どもの世界〜20世紀はじめ、チェコのマルチアーティスト」展のオープニングへ
現在開催中の「チャペック兄弟と子どもの世界〜20世紀はじめ、チェコのマルチアーティスト」展のオープニングが6日にあり、松濤美術館へ行って参りました。

内覧会は駆け足でしたが、昨年出版された『こいぬとこねこのおかしな話』ヨゼフ・チャペック作、絵(岩波少年文庫)の原画に、こんなに早く対面できるとは思っていなかったので、感激もひとしおでした。

『長い長いお医者さんの話』カレル・チャペック作、ヨゼフ・チャペック絵(岩波少年文庫)を子どもの頃に読んだ方には、原画はなつかしい思い出を呼び起こすことでしょう。個人的には、子どもの頃日本語で読んで大好きになった『魔女のむすこたち』カレル・ポラ―チェク作、ヨゼフ・ラダ絵、小野田澄子訳(岩波書店)の原画を見て、ありし日の本の記憶がよみがえりました。
初めて見る、ヨゼフの切手のデザイン(実現されなかった)も秀逸です。

何よりも、絵から伝わる純真さ、やさしさに心打たれました。大人の欲やどす黒い心など、木っ端みじんにするような力強さを放っていると感じました。ヨゼフの弟カレル・チャペックの、『ダーシェンカ』の原画と写真に、兄とは違うものの、作家でありなおイラストも描き、写真絵本を作ったカレルのセンスの良さに、改めて感心しました。
ヨゼフ・チャペックの油絵、本の挿絵、スケッチ、切手のデザイン、と多岐にわたる創作活動の紹介と、カレル・チャペック作の『ダーシェンカ』など犬のイラスト原画、写真、とたいへん貴重な作品の展示がされていますので、どうぞお見逃しなく!

松涛美術館
http://www.shoto-museum.jp/
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